【運送業の実態】労働時間違反が最多に|上限規制後も改善進まず(2024/10/21)
■ 労働時間違反が最多に
徳島労働局(竹中郁子局長)は、令和5年に実施した監督指導結果を公表した。運輸交通業では労働時間に関する違反が最も多く、違反率は25.4%に上り、前年から9ポイント増加した。前年トップだった安全基準に関する違反率は9.9%となり、5年は逆転した。
運輸交通業では、71事業場に監督指導を行った。うち何らかの労働基準関係法令違反を確認したのは51事業場で、違反率は71.8%となっている。
同労働局監督課は、「今年4月に時間外労働の上限規制が適用されている。違法な時間外労働がないか、引き続き重点的に確認していく」と話している。
監督した全1712事業場のうち、1099事業場(64.2%)で法違反がみられた。違反の種類別に主な違反率をみると、高い順に安全基準が17.7%、労働時間が12.0%、年次有給休暇管理簿が10.9%となっている。
(以上 労働新聞より)
■ なぜ労働時間違反が増えたのか
今回の特徴は、
👉 労働時間違反が安全基準違反を上回った
点です。
背景には、
👉
- 時間外労働の上限規制(2024年問題)
- 人手不足
- 輸送需要
👉 構造的な要因
があります。
👉 守ろうとしても、
👉 守りきれない現場
が存在しています。
■ 違反率の高さが示すもの
運輸交通業では、
👉 違反率71.8%
👉 かなり高い水準です。
👉 これは、
👉
- 個別企業の問題
- 管理の問題
というより、
👉 業界構造の問題
と捉えるべきでしょう。
■ 上限規制だけでは解決しない
労働時間の上限規制は、
👉 必要な制度ですが
👉
- 荷待ち時間
- 長時間拘束
- 非効率な運行
👉 こうした要素が残ったままでは
👉 根本的な解決には至りません。
■ 物流全体での見直しが必要
運送業の問題は、
👉
- 運送会社だけでなく
- 荷主
- 発注構造
👉 すべてに関係する問題
です。
👉 つまり、
👉
「誰か一方の努力では解決できない」
👉 全体最適が必要な領域
です。
■ まとめ
運送業における労働時間問題は、
👉
- 法規制
- 人手不足
- 業務構造
👉 複合的な課題
です。
👉 今後は、
👉
「現場だけでなく、仕組みそのものを見直す」
👉 この視点が不可欠
になります。
■ 最後に
労働時間の適正化は、労働者の健康確保だけでなく、
物流の安定にも直結する重要な課題です。
持続可能な仕組みづくりが求められています。
■ 出典
・『労働新聞』
「労働時間違反が最多 運送業で安全基準を逆転 徳島労働局」
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