実雇用率2.41%に 精神障害者伸び過去最高 厚労省(2025/1/14)
企業における障害者実雇用率が過去最高の2.41%に――厚生労働省は令和6年の「障害者雇用状況」集計結果を明らかにした。障害者の雇用義務がある常用労働者数40人以上企業における同年6月1日時点の状況を集計したもので、雇用されている障害者数も過去最多を更新している。
雇用障害者数は67万7461.5人で、対前年比3万5283.5人(5.5%)増加し、21年連続で過去最多となった。障害種別では、身体障害者が36万8949.0人(2.4%増)、知的障害者15万7795.5人(4.0%増)、精神障害者15万717.0人(15.7%増)で、精神障害者が大きく伸びている。
実雇用率は前年を0.08ポイント上回り、13年連続で最高を更新。6年4月以降の法定雇用率2.5%を達成した企業の割合は46.0%だった。
新たに集計対象になった労働者40.0~43.5人未満企業の実雇用率は2.10%。1000人以上規模は法定雇用率を上回る2.64%だった。
(以上 労働新聞より)