【訪問介護の4割超が赤字】経営の現実と人材問題|介護現場の持続性を考える(2024/8/27)
■ 訪問介護事業所の厳しい経営状況
福祉医療機構は8月9日、2022年度訪問介護の経営状況に関するリサーチレポートを公表した。4割を超える訪問介護事業所が依然赤字となっており、サービス提供回数の差による経営状況の違いが顕著であることがわかった。
2021年度と2022年度の経営状況の推移をみると、経費率が上昇したことから赤字事業所の割合は前年度の40.1%から42.8%と拡大し、前年度に引き続き4割超の事業所が赤字と厳しい経営状況となった。
黒字・赤字事業所別の経営状況をみると、社会福祉法人では黒字・赤字事業所で収入単価に差はなく、1か月当たりのサービス提供回数に違いがみられた。営利法人では黒字・赤字事業所で身体介護20分未満の提供回数は3倍超の顕著な差がみられ、1事業所当たりサービス活動収益には3,031万円の差があった。
<株式会社 社会保険研究所より>
■ 赤字の本質は「構造」にある
このデータから見えるのは、
👉 単なる経営努力の問題ではない
👉 構造的な厳しさ
です。
特に、
👉 サービス提供回数の差が収益に直結する
という点は、
👉 人員配置と稼働率の難しさ
を示しています。
■ 訪問介護の難しさ
訪問介護は、
- 利用者ごとに移動が必要
- サービス時間が細切れ
- 人員確保が難しい
といった特徴があります。
その結果、
👉 人が足りない
👉 稼働が上がらない
👉 収益が出ない
👉 構造的に赤字になりやすい業態
です。
■ 現場の実感
実際に関わっている事業所でも、
👉
- 人の配置
- 業務量の調整
- サービスの質
のバランスに非常に苦労されています。
👉 「やりたいケア」と「経営」の間で悩む
👉 これが現場のリアルです
■ 今後の転換点|外国人材の活用
今後は、
👉 外国人労働者による訪問介護
も現実のものとなっていきます。
これは、
👉 人手不足の解消という意味で
👉 大きな可能性
を持っています。
一方で、
👉
- 教育
- コミュニケーション
- サービス品質
といった課題にも向き合う必要があります。
■ BHR(ビジネスと人権)の視点
訪問介護の問題は、
👉
- 働く人
- サービスを受ける人
👉 双方の人権に関わる問題
です。
- 低賃金・過重労働
- サービスの質低下
どちらか一方だけではなく、
👉 両立させる視点
が求められます。
■ これから求められること
訪問介護を持続可能にするためには、
👉
- 処遇改善
- 業務効率化
- 人材育成
👉 総合的な対策
が必要です。
■ まとめ
訪問介護事業所の4割超が赤字という現実は、
👉 業界の厳しさを如実に示しています。
しかし、
👉 これは悲観するべきだけではなく、
👉 改善の余地が大きい分野
でもあります。
良質なサービスの提供と、
👉 事業所の存続
👉 働く人の環境改善
これらが両立される仕組みが、
👉 今後ますます重要になるのではないでしょうか。
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