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恐竜の絶滅に学ぶ――企業が生き残るためのBHR BHR推進社労士の視点(2025/9/8)

恐竜の歴史から学ぶ、企業の変革とBHR

9月8日付けのネット記事で、KIT(金沢工業大学)虎ノ門大学院教授・三谷宏治先生が、恐竜の「大繁栄」と「大絶滅」を題材に、組織や人がどう環境変化を乗り越えるべきかを語られていました。とても示唆に富んだ内容で、私自身も大変尊敬している先生のお話です。その記事を引用しながら、現代企業に必要な「内部変革=BHR(ビジネスと人権)」について考えてみたいと思います。


恐竜は2億年以上にわたり地球を支配しましたが、巨大隕石の衝突による環境激変でほとんどが絶滅しました。
一方で、小型の哺乳類は生き残り、その後の繁栄へとつながります。

なぜ恐竜だけが滅んでしまったのでしょうか。
三谷先生は、繁栄も絶滅も「内部構造」に理由があったと指摘されています。効率的な呼吸システムが繁栄を支えた一方で、変温性という弱点を補うために進んだ「大型化」が、環境の急変に耐えられず滅亡を招いたのです。

この話は、現代の企業にもそのまま重なります。
事業規模の拡大やシェアの獲得といった「外形の変化」だけでは、激しい時代の変化には耐えられません。真に問われるのは、組織文化や制度、価値観といった「内部構造」が環境変化に適応できるかどうかです。

いま企業に求められているのが、BHR(ビジネスと人権)への取り組みです。
人を大切にする仕組みづくり、安心して働ける風土の醸成、そしてサプライチェーン全体における人権リスクへの対応。これらはCSR活動の延長ではなく、企業が生き残るための「呼吸システム」となるものです。

恐竜の歴史が示す教訓はシンプルです。
「内部構造を変え続けられる者だけが生き残る」

だからこそ、企業もBHRを通じて内部から変革を続けることが、次の時代の繁栄をつかむ唯一の道なのではないでしょうか。

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