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【制度解説】傷病手当金 精神疾患が4割に増加 協会けんぽ給付状況 (2024/9/19)

■ 傷病手当金の給付状況

傷病手当金 精神疾患の増加が続く 支給件数は6万件に コロナ除くと4割占める 協会けんぽ・5年度給付状況

全国健康保険協会(協会けんぽ)は令和5年度の傷病手当金の給付状況をまとめた。精神疾患の支給件数は6万件で、右肩上がりの状況が続いている。新型コロナウイルスを除いた総支給件数に占める割合は、4割に上った。総支給件数は17.0万件で、4年度の31.1万件から14.1万件減となった。新型コロナの支給件数が15.1万件から1.9万件に減ったことが大きく影響した。
5年度の協会けんぽの傷病手当金の支給件数は16万9957件で、4年度の31万1099件から大幅に減少した。傷病別では精神疾患が5万9826件(35.2%)、がんが2万3063件(13.6%)、新型コロナがほとんどを占める特殊目的用コードが1万8692件(11.0%)、ヘルニアなどの筋骨格系・結合組織の疾患が1万3894件(8.2%)、循環器系の疾患が1万1719件(6.9%)などとなっている。

 総支給金額は297億1010万6139円で、4年度の329億7392万8182円から10%ほど減少した。支給金額が最も多い傷病は精神疾患で、125億5449万9413円と総額の42.3%を占める。そのほか金額が多かったのは、がんの47億8145万2745円(16.1%)、筋骨格系・結合組織の疾患の25億5255万229円(8.6%)、循環器系の疾患の25億3987万2118円(8.5%)などだった。

 精神疾患の支給件数の推移をみると、平成22年度が2万823件、26年度が2万3302件、30年度が3万932件、令和元年度が3万5849件、2年度が4万2712件、3年度が5万1054件、4年度が5万6341件、5年度が5万9826件と、右肩上がりの状況が続く。とくに令和に入ってからの増加幅は大きく、5年度は5年前に比べて約2倍に増加している。比較のために、総支給件数から特殊目的用コード(新型コロナ)を除いた件数における精神疾患の占める割合を算出すると、同じ順で25.6%、26.5%、29.1%、31.3%、33.0%、36.9%、35.2%、39.6%だった。金額ベースでは割合がさらに高まり、28.4%、29.3%、31.4%、33.6%、35.1%、39.3%、42.0%、43.2%となる。

 傷病別の平均支給期間をみると、精神疾患が218.55日、がんが193.71日、筋骨格系・結合組織の疾患が154.67日、循環器系の疾患が195.10日などとなっている。

 被保険者千人当たりの支給件数の平均は6.80件だった。業種別では、公務が15.19件で最も高い。次いで運輸・郵便業が9.41件、医療・福祉が9.04件、サービス業が7.37件となった。低い業種は不動産・物品賃貸業の3.77件、電気・ガス・熱供給・水道業の4.03件、複合サービス業の4.06件など。

(以上 労働新聞より)


■ メンタル不調が主因に

今回のデータで明確なのは、

・精神疾患が最多
・支給金額も最大
・長期化傾向

です。


特に、

支給期間が長い(約218日)

点は重要です。


■ なぜ増えているのか

背景として考えられるのは、

・長時間労働
・人手不足
・職場環境の変化


単なる個人の問題ではなく、

構造的な問題

と捉える必要があります。


■ 企業に求められる対応

今後は、

・早期対応(相談体制)
・予防(職場環境改善)
・復職支援


この3つが重要になります。


■ 制度面の重要性

傷病手当金は、

・収入補償
・療養専念
・生活維持


という意味で、

極めて重要な制度です。


■ まとめ

今回のデータは、

・メンタル不調の増加
・長期化
・企業課題化


を示しています。


企業にとって、

最重要課題の一つ

と言えます。


■ 最後に

メンタルヘルス対策は、企業の持続的な成長にも直結します。
制度理解と予防対策の両面からの対応が重要です。


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