【訪問介護の廃止が増加】人手不足と高齢化の現実|介護現場の危機とBHRの視点(2024/9/22)
■ 訪問介護事業所の廃止が増加
厚生労働省は9月12日の社会保障審議会介護給付費分科会で、訪問介護事業所の廃止状況を報告した。令和6年度介護報酬改定前の3月は376件、改定後の6月は133件で、いずれの件数も1年前より増えている。廃止理由では「人員不足・高齢化」が最も多かった。都道府県・政令市・中核市から回答を得た。
3月の廃止件数は前年同月より37件増えた。理由としては、
(1)人員不足・高齢化等173件
(2)事業所統廃合等85件
(3)利用者不足・経営不振等50件
(4)その他47件
(5)複数の理由21件
をあげた。
6月の廃止件数は前年同月より14件増。理由としては、
(1)人員不足・高齢化等48件
(2)事業所統廃合等27件
(3)利用者不足・経営不振等26件
(4)その他21件
(5)複数の理由11件
をあげた。
6月廃止の133事業所の経営主体の内訳をみると、
◇営利法人94件
◇社会福祉法人11件(社協以外)
◇社協8件
◇NPO8件
◇医療法人6件
◇社団・財団2件
◇生協2件
◇その他法人1件
◇市町村1件
となっている。
<ニュース提供元>
株式会社 社会保険研究所
■ 廃止の本質は「人」の問題
データを見ると明確です。
👉 廃止理由の最多は
👉 「人員不足・高齢化」
つまり、
👉 制度ではなく“人がいない”
これが現場の現実です。
■ 介護業界の構造的課題
訪問介護は、
- 低賃金
- 重労働
- 移動負担
- メンタル負荷
といった課題を抱えています。
その結果、
👉 人が集まらない
👉 人が辞める
👉 事業が維持できない
👉 この負の連鎖が起きています
■ 小規模事業所ほど厳しい
今回のデータからも、
👉 営利法人の廃止が多い
ことが分かります。
特に、
👉 小規模事業所ほど
👉 人材確保の影響を受けやすい
👉 非常に厳しい状況です
■ 利用者への影響
訪問介護事業所の廃止は、
👉 単なる事業問題ではありません。
👉 利用者にとっては
👉 生活そのものに直結する問題
です。
- サービスが受けられない
- 支援が途切れる
- 在宅生活が困難になる
👉 社会的影響は極めて大きい
■ BHR(ビジネスと人権)の視点
この問題は、
👉 労働問題であると同時に
👉 人権問題でもあります。
なぜなら、
👉
- 介護労働者の労働環境
- 利用者の生活の質
👉 両方に影響するからです
BHRの観点では、
👉 働く人の尊厳
👉 サービスを受ける人の尊厳
👉 どちらも守る必要があります
■ 今後求められること
この問題を解決するためには、
👉
- 処遇改善
- 働き方の見直し
- 人材育成
👉 構造的な改善が不可欠
です。
■ まとめ
訪問介護事業所の廃止増加は、
👉 一時的な問題ではなく
👉 構造的な危機の表れ
です。
人材不足の問題は、
👉 これからさらに深刻化していきます。
だからこそ、
👉 「人を大切にする仕組み」
をどう作るかが問われています。
介護の現場を守ることは、
👉 社会全体を守ることにつながる
のではないでしょうか。
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