【384万人不足へ】2035年の労働市場を推計 パーソル総研(2024/11/3)
パーソル総合研究所と中央大学は、2035年の労働市場に関する推計結果を公表した。
それによると、1日当たり1775万時間、働き手に換算して384万人分の労働力が不足すると見込まれている。人手不足の深刻度は、2023年と比べて約1.85倍に拡大する見通しだ。
推計では、2035年の就業者数は7122万人と、2023年の6747万人から375万人増加する。一方で、就業者1人当たりの年間労働時間は1850時間から1687時間へと減少する見込みで、人数が増えても総労働時間は不足する構造が明らかとなった。
調査を担当した研究員は、「実態を把握するには人数ではなく労働時間で捉える必要がある」と指摘している。
産業別では、
- サービス業:1日532万時間(115万人相当)不足
- 卸売・小売業:354万時間(77万人相当)不足
- 医療・福祉:226万時間(49万人相当)不足
- 建設:203万時間(44万人相当)不足
- 製造業:160万時間(35万人相当)不足
と、幅広い分野で不足が見込まれている。
また、都道府県別では、秋田(19.1%)をはじめ、山形、長崎、青森などで不足率が高く、地域差も大きいとされる。
■実務への示唆
今回の推計が示しているのは明確である。
👉 「人を増やせば解決する問題ではない」
企業としては、
- 業務の効率化
- ムダな作業の削減
- 人に依存しない仕組みづくり
といった視点での対応が不可欠となる。
■DXと生産性向上
今後は、
👉「労働力を確保する」から
👉「限られた労働時間で成果を出す」
方向への転換が求められる。
そのためには、
- DX(デジタル化)による業務効率化
- 自動化・標準化の推進
- 人材配置の最適化
といった取組みが重要となる。
■まとめ
これだけの労働力が不足するのですから、
👉 各企業のDXを中心とした
👉 労働生産性向上は待ったなし
です。
政府も各種助成金等で中小企業を支援しています。
制度を活用しながら、自社に合った対策を進めていくことが重要です。
具体的な制度活用や実務対応については、社会保険労務士への相談も有効です。
■出典
※出典:労働新聞「384万人不足に 35年の労働市場を推計 パーソル総研」
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